モーラー奏法の基本グリップ
さて、実際にスティックを持つ前に、ちょっと休憩。そしてイメージしてみてください。「出来ることなら触りたくないもの」を何かひとつ想像して下さい。息絶えたゴキブリ君、ペンキがべっとりついた携帯電話、油まみれのお札、いまにも爆発しそうな花火、ものすごく熱いコーヒーカップ、便器に落っこちた歯ブラシetc…
皆さんなら仮にそれらをどうしても触らなければいけないとした時、どうしますか?ギュっと握り締めるでしょうか。恐らくしませんよね!?(できないと言うべきですかね)殆どの人が「つまむように」できるだけ指が触れないように、持つなり触るなりすると思いますが、その手の形がモーラー奏法における基本的な持ち方、と考えてください。極端な比喩かもしれませんが、その位、普通の奏法と持ち方が違います。
もっと正確に言えば、持ち方というより打面にヒットした瞬間、手の形が「汚いものを持つ」形に近ければ近いほど理想的なんです。そうです。いかにスティックを手から離せるか、がポイントなんですよ。もちろん表現に応じてそこから具体的に持ち方を考えていきますが、基本的なショット時の手のフォームと考えて下さい。
離す事によって
スティックの動きを止めずにエネルギーを与える事ができます。
離す事によって
ヘッドからのリバウンドを得る事ができます。
離す事によって
よりチップの入射角を付ける事ができます。
離す事によって
指への摩擦を減らす事ができます。
離す事によって
手を弛緩させる事ができます。
離す事によって
たまにスティックを落っことします。(笑)
汚いスティックとか、やけどするほど(?)すごーく熱いスティックだ、と思って挑んで頂ければ、握らずに誰でもつまむように持てると思いますけど、いかがでしょう?逆に難しいですかね!?
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